良い起き方ってどんな?
宮崎総一郎先生の「脳に効く睡眠学」より
一般的に起きるタイミングとして、眠りの周期に合わせるというのがあります。
眠りの周期とは、ノンレム睡眠とレム睡眠が繰り返される周期のことですが、最も起きるのに適しているのは、ノンレム睡眠の深度1、2の浅いノンレム睡眠の時です。
睡眠深度3、4のノンレム睡眠は深い睡眠状態で、この状態で無理やり起こされると、強い眠気が残ります。
レム睡眠の脳は覚醒に近い状態にありますが、レム睡眠時は夢を見ており、体の筋肉との接合がOFFになっている状態です。
この時に脳だけ覚醒すると、いわゆる金縛り状態になることがあります。
そして、最も覚醒に適しているのは、ノンレム睡眠とレム睡眠の組み合わせである睡眠単位が終わり、次のノンレム睡眠に入っていく睡眠深度1、2の時がすっきりと目覚めることができます。