楽観主義と悲観主義、どちらを選びますか?
エレーヌ フォックス先生の「脳科学は人格を変えられるか」第一章 快楽と不安の対立より
アフェクティブマインドセットの影響力の大きさを知ることができます。
最終的に、楽観主義と悲観主義、どちらを選んだらいいかを考えていきましょう。
まず、楽観主義はただ楽観しているわけではありません。
楽観主義でも落ち込みます。
だけど、ものごとの明るい面にも目を向けられるんです。
自分自身でコントロールできると考えることができるんです。
これを覚えておきましょう。
楽観性を確認するためには、マイアミ大学のチャールズ カーヴァーと、カーネギー メロン大学のマイケル シャイアが開発した楽観性尺度という測定法があります。
Life Orientation Task (LOT)
改訂したのが改訂版楽観性尺度と言います。
Life Orientation Task-Revised (LOT-R)
やってみると良いです。
次に、ひとつのものごとを見るにも色々なバイアスがあります。
認知バイアス: 状況をどう解釈するか、どう感じるか
選択的注意: 何に注目するかを選ぶ
アフェクティブマインドセットの根本
注意バイアス: 何かに注目する心の傾向
これらのバイアスは、ものごとに対して、何を認識するかだけでなく、何を記憶するかにも影響します。
たとえば、健康もバイアスに影響されています。
「呪いをかけた。お前はまもなく死ぬ」と言われただけで、本当に、その後、食事ができなくなったりもするのです。
プラシーボ効果とノーシーボ効果についても説明します。
プラシーボ効果: 良くなると思えば実際に良くなること。
ノーシーボ効果: 悪くなると信じれば実際に悪くなること。
プラシーボのネガティブな形がノーシーボです。
思い込み一つで人生は変わるんです。